―コインの上の神々(マイナー編)―


古代ギリシャにはオリンポス12神などメジャーな神々の他にも地方独自の神々が存在していました。 マイナーな神様達なので資料が乏しく説明が簡単になってしいました、どなたか分かる方資料のご提供をお願いいたします。


ヘリオス
  太陽の神、ヘリオス。
  アポロと同一視されることもある。
  太陽の運行を仕事とし、日輪を運ぶ馬車の御者。
  世界の七不思議の一つロードス島の巨大ヘリオス像で有名。

  ロードス島 ロードス(表面)



  ロードス島 ロードス(表面)
  後期のタイプでは頭に光線のシンボルを着けることが多い。



セリナス
  セリナス河の神、セリナス。

  シチリア島 セリナス(裏面)



ゲラ
  ゲラ河の神、ゲラ。
  人の顔をした牛、一歩間違えると怪獣の仲間入りをしそうな神様だ。

  シチリア島 ゲラ(裏面)
  アルカイックタイプ



  シチリア島 ゲラ(裏面)
  クラシックタイプ



タラス
  神タラス。
  イルカに乗る少年ならぬイルカに乗る神様だ。
  イルカに乗る姿は変わりませんが、持ち物やポーズにいろいろな
  バリエーションがあります。
  これくらいタラスの顔が鮮明な物は、なぜか少ないものです。

  カラブリア地方 タラス(裏面)




  カラブリア地方 タラス(裏面)



ティケ
  女神ティケ
  頭に城壁の櫓(やぐら)の飾りを戴いているのですぐ分かります。
  櫓の飾りはちょっと奇異に感じますが仏像にもいろいろな物を
  載せることがある事を考えれば、そんなに不思議ではありません。

  シリア地方 ラオディケイア(表面)


  ティケとゼウスが一緒に表わされています。

  フェニキア地方 シドン(表面)


  この場合のティケは頭飾りをしていません。

  セレウコス朝 シリア
  デメトリオス1世(裏面)



アフラ・マズダ
  拝火教の神様。
  ギリシャの神様ではありませんがペルシャではとってもメジャーな神様。
  様式化した鷲の羽の上に鬚の男性神の上半身が合体しています。

  シリシア地方 イッソス
  太首チリバゾス(裏面)



サンダン
  オリエントの神様です。
  角のあるライオンの上に立っています。

  セレウコス朝シリア アレクサンドロス2世(裏面)






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