―掲示板/談話室(2004年分)―

古代コインに関する、情報提供/疑問/質問/雑談/近況報告なんでも結構ですのでお便りをお寄せください。

Eメールはこちらにお願いします。
E-mail: s-ivy@ba2.so-net.ne.jp



【ゼウス神の正面向きのコイン】yoko 04/1/5
こんにちは、初めてメールさせていただきます。今ゼウス神の正面向きのコイン(またはメダルかもしれません)の写真を探しています。オリンピック関連ではないかと思うのですが、御存知でしたら教えて下さい。手に入れたいわけではなく、見たいだけなので、本やサイトなど御存知でしたら宜しくお願いします。

【記憶にありますが、、】管理人 04/1/7
お問い合わせの件ですが、以前ガルベンキアン・ミュージアムのホームページでKYZIKOSのエレクトラム貨のコレクションがあり、その中に正面向きのゼウス像があった記憶があります。 かなり前なので記憶違いかもしれませんが、、、再度ホームページを探したのですが行き着きませんでした。キーワードを記しておきますので、探してみて下さい。なお所在地はポルトガルだったと思います。 検索用:Gulbenkian Collection Museum  またゼウスとアモンが融合したゼウス・アモン神でしたら、北アフリカのキレネで発行した銀貨がありシービーのコインカタログで見ることができます。
全体的に正面向きのコインは希少で特にゼウスとなると非常に稀少だと思います。

【調べてみます】yoko 04/1/7
ありがとうございました。 調べてみます。

【サイト再発見いたしました】管理人 04/1/19
その後サイトは発見できましたか? こちらで再発見いたしましたのでお知らせしておきます。
Museu Calouste Gulbenkian

【参考になりました】yoko 04/1/21
御親切にどうもありがとうございました。 教えていただいたサイトのものは、私がイメージしているものにとてもあっていて助かりました。 もともと探していたものは、真正面を向いたゼウスで、恐らくオリンピックメダルかなにかだったのだと思いますが、小林様に教えていただいたほうがより参考になりました。 どうもありがとうございました。

【歴史上の有名人物、ライオンの図柄のコインを集めたいと思っています】leo 04/4/7
お尋ねしたい事はがあります。私は歴史が好きで、歴史上の有名人物に関するコイン、またライオンの図柄のコインを集めたいと思っています。貴店にライオンやナポレオン、アレクサンドロス大王、諸葛亮孔明にまつわるようなコインはないでしょうか。またベートーベン、レオナルドダビンチ、ゲーテ、アインシュタイン、ジャンヌダルクなどにまつわるコインはないでしょうか。もし、あったら教えて頂ければ幸いです。では 失礼いたします。

【少しお時間をください】管理人 04/4/7
お問い合わせありがとうございます。 現在会社の在庫は切れておりますが、個人的なコレクションの中からお譲りできる物があるか探してみますので、少しお時間をください。

【大阪近辺で古代ギリシャのコインを扱っているお店を‥‥】ウラ 04/4/9
はじめまして。突然ですが質問させてください。 大阪近辺で古代ギリシャのコインを扱っている良質なお店をご存知ありませんでしょうか? 実は、昔雑誌か何かで見てず〜っと探していたヒスティアイアの銀貨を、こちらの4/5付けのトピックスで拝見して、またもや欲しくなってしまって探しているのです。もう10年になりますでしょうか・・・(^^ゞ 2〜3年必死に古銭商に通いつめて、諦めて半年経った頃に思い出しまた2〜3年・・・というペースでぶりかえしてきます(笑) しかし、やっぱり日本の古銭オンリーな店ばかりでなかなか古代ギリシャコインは見つからず年明けから諦めてたんですが、今回はこちらのトピックスが引き金となりぶり返しました。 もしご友人等の情報で大阪にいい店があるという話があればお聞かせくださいませ。 あ、当然ですがヒスティアイアがあるかどうかではなく、古代ギリシャを扱ってるお店って程度でかまいません。 第一回を見逃したドラマはもう見る気がなくなるのと同じように、このヒスティアイア銀貨を手に入れられなければコインに対する興味まで失ってしまいそうで恐いです(笑)もし大阪近辺の良質な店の情報をお持ちでしたらお願いします。 それでは。

【どなたか御存じの方はお知らせください】管理人 04/4/9
お問い合わせの件、小生関西の事情に疎いのでホームページに掲載させていただいて、情報を募りたいと思います。 どなたか御存じの方はお知らせください。 なお大手のオークションで出物がありましたらお知らせできますので、ご希望がありましたらご連絡ください。1年くらい待てば手に入ると思います。参考に個人コレクションのヒスティアイア4オボル銀貨の表裏画像をアップしておきます。


【5月分の「月いちトピックス」について】patriot 04/5/13
こんにちは、5月分の「月いちトピックス」拝見しました。 火縄銃の弾丸製造とシラクサコインの製造方法が同じではないかとのことですが、私は全く違うものと思っております。弾丸製造は鋳型のヤットコを閉じ、注入口から溶けた鉛を注ぎこみ、固まったらヤットコを開いて取り出すものですが、この際弾丸にはヤットコの合わせ目に浸透した鉛が付着しています。 西洋古代コインの製造方法は鋳造ではなく、打刻によるものですので根本的に違います。 それともシラクサのコインは鋳造なのでしょうか。だとしたら私の認識不足ということになりますが・・・・。

【説明が少し足りませんでした】管理人 04/5/13
お便りありがとうございます。 説明が少し足りなかったかもしれませんが、、、シラクサの(というよりシチリアのといった方が正しいと思うのですが)古代コインも最終的には打刻によるのですが、前段階の地金(平金)の製造方法が火縄銃の弾丸と同じではないかと考えているということです。 ちなみにホームページの”古代コインは、どう作られたか”では地金(平金)を楕円形に表していますが、球形だったか楕円だったかは出来上がったコインからは推測できていません。
なお御指摘をいただきました箇所、誤解がないよう画像に追加説明をいたしました。

【納得しました】patriot 04/5/13
早速のご返事有難うございました。 平金の製造方法とは思いませんでした。納得しました。 近代コインの中でも、出来上がったものを削り取るなど重量調整をしているものがありますから、初めから重量がほぼ一定しているということは、平金の造り方をかなり工夫していると思いますね。

【はじめまして】AM 04/6/2
はじめまして。 古代ギリシャコインに最近興味を持ち始めて、英語で書かれたサイトを見て回っていたのですが、日本にもこんなに良いサイトがあったのですね。おかげさまでいろいろ知識が増えました。お礼を申し上げます。m(_ _)m
貨幣や切手の趣味は、自分には一生関係ないと思っていたのですが、ある宝石関係の催しで、古代コインを使ったジュエリーを見てしまったのが始まりでした。 私がふと手にしたのは、表が女性の顔、裏が草を食む馬のレリーフのある、とても古い銀貨で作ったペンダントでした。 このレリーフが、恐ろしく良くできていたのですね…。感心している私にアメリカから来た古代コイン商の方が、いろいろ説明してくれたのですが よく聞き取れず、家に帰ってGoogleで調べてみたら、Larissaという場所は、馬の産地として古代世界に名を馳せていたとのこと。紀元前に、ここまで的確に、馬という動物を小さな金属片の上に表現できる人々がいたとは、想像もしませんでした。
Buy books before coins. という言葉を随所で目にしますが、私はろくに本も買わないうちに、1枚目のコインをアメリカの店に注文してしまいました。Siculo-Punicの、やはり裏面に馬がいる小さな銅貨で高価なものではありませんが、届くのが楽しみです。小林さまのサイトでカルタゴの歴史を教わり、また、私が注文したのより何百倍もすばらしい馬のコインがこの世にたくさんあることを知り、うれしくなって、一筆お礼をと思った次第です。
古代コインについて何の知識もないまま買うのはどうだろう、骨董品には当然リプロダクションも紛れ込んでいるはずだし、という考えもあったのですが、私が見た「Ancient Greek & Roman Coins」というサイトでは、Over 99% of ancient coins offered on the market are actually ancient. とあり、この言葉に勇気をもらいました。これからも少しずつ馬モノを探してみたいと思っています。 手のひらの上に、紀元前の馬がいるなんて、わくわくしますね。 それではまた、質問などさせていただくことがあるかもしれませんが、その節はよろしくお願いいたします。

【お便りありがとうございます】管理人 04/6/3
お便りありがとうございます。 ホームページがお役に立って嬉しく思います。 古代コインの良い物は本当に感動させられますね。 私もアレクサンドロス大王の銀貨に出会ってこの世界に引き込まれました。 もともと美術も歴史も好きなもので、古代コインは私にとってぴったりでした。 古代コインのイミテーションについてはよく質問されます。あまり気にしすぎるのもよくありませんが、信用のあるところから購入するにこしたことはありません。 ではまたお便りください。

【オリンピックの特集を、、】赤澤 04/7/19
おはようございます、大変ご無沙汰しております。梅雨が明けたと思うと今度は熱帯夜で毎日寝苦しい日が続いておりますので、どうかお体ご自愛下さい。
さて、小林様のホームページも本当に充実してきましたね。次はどんな事を掲載して頂けるのかと毎日楽しみにしております。「月いちトピックス」の平金とハイレリーフについてはとても興味深く読ませて 頂きました。私も古代貨幣の平金はどの様な形をしていたのか非常に興味があったのでとても面白かったです。 またハイレリーフについてですが、これは私の考えではなくローマコインを30年以上収集されている大先輩のお考えなのですが、ハイレリーフのコインは日本の穴銭の手本銭(母銭)と同じではないかと言う事です。私も先輩コレクターからご指摘を受けて自分の手持ちのコインやオークションカタログを見てみました が、確かにハイレリーフ品の殆どが出来の良いコインでした。そんなに数は見てはいないのですがハイレリーフのコインが見本銭との見方も出来るのではないでしょうか。しかし、普通品のコインでも出来の良いコインは沢山ありますので断定は難しいですが。なぜハイレリーフなのか?意図的にハイレリーフにする必要があったのか。それともただ単に彫刻師の癖なのか。などなど色々と考えていくと面白いですが、答えが出ないのが 何とも歯がゆいですね。 さて、本日は小林様にお願いがあります。今年はオリンピックイヤーで近代オリンピック開催の地アテネ五輪です。もちろん古代オリンピック開催の地でもありますので、古代コインのオリンピックに関わる特集をお願いしたいと思います。 乏しい知識の私ではエリス以外でオリンピックコインを発行していたのはアスペンダスしか思い浮かびません。あのマケドニアのフィリッポス2世のコイン(表がゼウスで裏が馬に乗った競技者がシュロの葉っぱを掲げている)もオリンピックコインなのでしょうか?他のポリスでもオリンピックコインを発行していたのでしょうか?ご教授頂ければありがたいのですが。それでは失礼致します。

【検討してみます】管理人 04/7/20
メールありがとうございます。 こちらも毎日毎日暑くて茹だっています。 さてハイレリーフと手本銭の関係ですが大いに考えられますね。ハイレリーフに限らずとも手本銭では?とみられる物を散見します。どれも見事なもので親方が弟子に手本を示した、、などとも想像を膨らませています。有名なペルガモン鋳リュシマコスのテトラドラクマや当サイトの”名品コイン鑑賞”のコリントのステーター等はその候補でしょう。 オリンピックの特集ですが編集方針としてできるだけ実物本位で作っておりますので、なかなかサンプルが揃わなくどこまで作れるか自信がありませんが、検討してみます。

【今月号の「ニュートン」に】赤澤 04/7/22
小林様もハイレリーフ品が手本銭と思われていたのですね。ホームページにその事を記載されていたのを忘れていました!!申し訳ございませんでした。お忙しいなかわざわざご連絡頂きありがとうございました。 さて、昨日は小林様に古代オリンピックに関してのコイン特集を要望致しましたが、いささか自分勝手と申しますか小林様にご無理をお願いしたみたいですね。今回の要望は撤回させて頂きたいと思います。何とぞご容赦の程、お願いします。一つだけお聞きしたいのですが、マケドニアのフィリッポス2世のコイン(表がゼウスで裏が馬に乗った競技者がシュロの葉っぱを掲げている)はオリンピックに関係しているコインなのでしょうか?実は今月号の「ニュートン」に「古代オリンピックはゼウス神に捧げる行事だった」と書かれていました。もしそうだとしたらあのフィリッポス2世のコインに彫刻されている表面がゼウスで裏面が競技者というのも納得します。ただし、他のポリスでゼウスを表に彫刻している物すべてがオリンピックに関係しているのではないでしょうが・・・。

【オリンピック開幕迄には、、、】管理人 04/7/22
ご連絡ありがとうございました。オリンピックはタイムリーな話題ですのでシービーカタログの引き写しが ほとんどになりそうですが、何とかまとめてみようと思っています。 ちょっと時間が掛かりそうですがオリンピック開幕迄には、、、フィリッポス2世のコインについても調べて考察を加えてみようと思いますが今のところはっきりした事は分かりません。 それでは宜しくお願いいたします。

【作成いたしました】管理人 04/8/6
お待たせいたしました。 古代オリンピックとコインを作成いたしましたので、ご覧ください。

【本当にありがとうございました!!】赤澤 04/8/7
おはようございます、早速オリンピックの特集記事「古代オリンピックとコイン」を拝見させて頂きました。まずは小林様に「ありがとうございました」と「お疲れ様でした」とお礼と労いの言葉を言わせて頂きたいと思います。本当にお疲れ様でございました。 読ませて頂き驚いた事は2,000年以上前の出来事なのに競技会の開催地や優勝者の出身地および優勝者の氏名などの克明な資料が残されていた事に非常に驚きました!!歴史の出来事を何らかの形で残しておく事の重要性を感じました。 それにしても、オリンピックに関連とされるコインは思った以上に多いですね。古代オリンピックの開催回数があれだけ多ければ納得します。古代オリンピックに比べれば近代オリンピックは生まれたての赤ちゃんと言ったぐらいの回数でしょうか。でも、さすがにギリシアコインのデザインと彫刻自体の美しさは何と言っても魅力的ですね。これがお金として使われていたのかと今更ながら不思議な気持ちにさせられます。それと、いつ見ても小林様のコイン画像は美しいですね。
今回は私の依頼を快く受け入れて頂き感謝致します。これからも小林様のホームページがよりいっそう充実される事を期待し、また一人でも多くの方に古代コインの魅力を知って頂きたいと思います。 それでは失礼致します。

【さらなる発見ができたらと思います】管理人 04/8/8
気に入って頂けたようで嬉しく、また励みになります。 今回「古代オリンピックとコイン」を作成してあらためて気づかされたことがありました。 それは、いままで何気なく見過ごしていたことが、ある視点を得ることにより個々の事象に新しい意味を持たせることができることです。  これからも新しい視点を提供して頂いて、さらなる発見ができたらと思いますので宜しくお願いいたします。

【質問です】jyo 04/8/26
先日オークションで買ったのですが、知識がないのでこのコインについての情報がわかりません。わかることがあるのであれば教えてください。


【アテネコインの模倣貨です】管理人 04/8/27
残念ながらこのコインに関する資料の手持ちはありませんが、意匠的にはアテネのコインを模倣したものである事は分かります。 雰囲気的には当時の辺境地(特定はできませんが)でアテネのコインを模倣して作られたもののようにも思えます。しかし現在のイミテーションの可能性も排除できません。

【コインの保管方法について】 masaruy 04/9/11
はじめまして。ギリシャコインに興味を持ち始めてまだ日が浅いのですが、安価なものばかりこれまでに5枚程度購入いたしました。さてコインの保管方法ですが、購入時に入っていたビニール製のホルダーに入れたままで問題はないのでしょうか?購入したものの1枚に何か錆びのような黒いものが浮き出てきたような気もします。適切な保管方法がありましたらお教えください。

【お問い合わせの件ですが、、、】管理人 04/9/13
お問い合わせの件ですが、まずコインのトーン(古色)につてご説明しようと思います。 ”錆のような黒いもの”はきっとトーンだと思います。 好みにもよりますが一般に錆を落したてのピカピカのものより、トーンがのった落ち着いた深みのある状態が好まれます(私もピカピカの物はあまり好きではありません)以前にもどこかで書いたと思いますが、いわゆる錆と古色(トーン)は区別すべきでトーンは鑑賞のさまたげなるものではなく、逆に価値を高める物だと思います。
さてビニールのホルダーですが、最近の物は材質が良くなり材質が劣化してコインに悪影響を及ぼす事もほとんど無いようですが、完璧を期す人はセロファン製の小袋に入れてからビニールホルダーに入れているようです。他の保管方法としてはスポンジが入ったプラスチックケース、専用のコインケース等がありますが数が少ないうちはビニール製のホルダーで良いのではないでしょうか。

【ありがとうございました】 masaruy 04/9/13
早速のご回答ありがとうございました。

【アテネ五輪は予想以上の成果でした!!】 赤澤 04/10/9
今日は赤澤です。「古代オリンピックとコイン」の特集、本当にありがとうございました。この特集を開催して頂いたお陰なのか?今回のアテネ五輪ではメダル獲得数で最高となり金メダルでは東京オリンピックに並びましたね。日本の選手は本当に良くやってくれたと思います。選手の皆さん、お疲れ様でした。 さて、小林様が月いちトピックスで「ギリシャ発行のオリンピック関連の切手に見る資料」で切手を取り上げていらっしゃいますが、私も古代コインが描かれている切手を収集しています。やはり一番多いのがギリシアですが、イタリアも多いのかと思いきや殆ど無く(ただ単に私が眼にしていないのかもしれませが)、 他にはルーマニアがトラヤヌス帝のセステルティウス銅貨を描いている物とスペインが共和制時代のデナリウス貨を描いている物を少々発行しています。切手は本格的に集めている訳ではないのでどのくらい古代コインが描かれている切手があるのかわかりませんがコイン同様に細々と集めていこうと思っています。 今日はまたお聞きしたい事があるのですが。お聞きしたい事は小林様が「古代オリンピックとコイン」の特集で掲載されている各ポリスがオリンピック優勝を記念して発行したコインは現代の記念貨幣と同じく数量限定で発行したのでしょうか?それとも流通貨幣と同じ数量を発行したのでしょうか?いつも聞いてばかりで申し訳なく思います。 急ぎませんので宜しくお願いします。

【憶測に憶測にを重ねることになりますが、、】管理人 04/10/12
日本選手のアテネ五輪メダルラッシュはスバラシかったですね。\(=^o^=)/期間中はみんな寝不足で赤い目をしていたんではないでしょうか。
さて私も古代コインつながりで現代コインや切手にどのようなものが取り上げられているか気にしていますが、ギリシャ以外は知りません。しかし面白いテーマですので、いつかは一項目にまとめて見ていただこうかと思っています。
ご質問の件ですが、「古代オリンピックとコイン」特集自体が可成りの部分私の憶測で構成していますので、憶測に憶測にを重ねることになりますが、仮にあの特集のコインのすべてが古代オリンピックを記念したコインであると仮定して説明いたします。 改めて眺めてみて、存在数やデザインの扱いから大別して二種類あったのではないかと想像しています。
●存在数が少なくデザインが特別→現代の記念貨幣と同じく数量限定で発行した
アクラガスのデカドラクマ*やタラスの例は特別なものに思われます。
*Magna Graecia Coins:アクラガスのデカドラクマでその迫力ある美しさが見られます
●存在数が多くデザインが曖昧→通常流通貨幣として発行
コリントやシラクサの例はオリンピック優勝記念としても、単に優勝経験国として の表示で、オリンピックの会場に長く五輪のマークがしるされているような たぐいではないかと思われます。

【ご返答ありがとうございました!!】 赤澤 04/10/16
今晩は赤澤です。わざわざご返答頂きありがとうございました。小林様の憶測(2種類の記念貨幣の存在)は説得力を持っていますのでなるほどと納得致しました。
確かにアクラガスの10ドラクマ貨などは一般の庶民が持つ事は殆ど不可能?だったと思いますので多くの枚数を発行する必要は無かったでしょうし、またこの様な事は考えられないでしょうか?ポリスとしてオリンピックに優勝するという事は非常に名誉だったと思いますので、優勝したポリスが庶民に優勝記念として貨幣を分け与えたとしたら。まぁ、優勝したポリスの庶民にそこまで大盤振る舞いをしたかどうかはわかりませんが・・・。もしこの様な事があったとしたら小林様の憶測通りにコリントの通常貨幣のタイプに類似した記念貨幣を通常貨幣と同様の枚数を発行したのではないかと思います。
アクラガスの10ドラクマ貨(他の10ドラクマ貨も同様に)などはオークションに出品されても非常に高額で出品枚数も限られている事を考えれば当然発行枚数が少なかった事が伺えますね。ただし4ドラクマ貨も高額の物もありますので、むしろこちらの方が記念貨幣として発行したのか判断が難しいですね。
それから、教えて頂いたアクラガスの10ドラクマ貨の画像を見させて頂きました。さすがに綺麗で魅力的すね。いつかは自分も手に入れたいです。と言っても高額ですから殆ど不可能ですが・・・。 それでは今回もお世話にありがとうございました。