―シャープール1世のドラクマ銀貨―



ササン朝ペルシャ王国の金属/ガラス/織物など工芸のすばらしさは定評がありますが、官製の銀器(皿)に代表される金属工芸には、いろいろな要素が凝縮されていて特に興味を引かれます。そこに表された優雅さに魅せられますが、最近”アレクサンドロス大王と東西文明の交流展”に出展された”シャープール3世豹狩図の銀皿”を目の当たりにしてその感を新たにしました。高貴な容貌、薄衣が風になびくさま等、優雅な紋様には魅了されます。 そして、それらを彷佛とさせてくれるのがシャープール1世のコインです。



ササン朝コインの基本的構成はみな同じですが、いろいろなタイプのコインが存在します。ミントマークとおぼしきマークもいろいろ存在します。

裏の拝火壇の左上にマークのあるタイプは、特にすばらしい肖像のものが多い。


いろいろなマークのタイプがあります。




マークのない物にも色々のタイプがあります。





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