―コインの上のファッション―
今も昔もオシャレにはみんな目がないようです。 これらコリントのドラクマ銀貨に表わされた、女性のヘアスタイルとイヤリングやネックレスの装身具に、オシャレへの熱の入れようが見て取れます。 サイズはそれぞれ径15mm程度と小さいですが、驚くほどよく表現されていて見飽きません。
つぎの８枚のテトラドラクマ銀貨はシラクサのもので、こちらもそれぞれ意匠をこらした女神や妖精の姿を借りて、当時のファッションが表わされています。
下の写真のAからDはイヤリングEはネックレスで、コインの女性が身に付けているものにとても似ています。 Dのイヤリングは現在では見慣れない形をしていますが、中空螺旋の形態で耳に開けた穴に差し込んで使用したようです。（アクセサリーの資料は1987年のターラントの黄金展によります）
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