―古代ギリシャの文字と数字―
ギリシャ文字は、古代ギリシャコインの銘文を解読するうえで、ぜひマスターしておきたいものです。
アルファベットの遠い祖先ですし、日本でも結構ギリシャ文字は使われていますので、そんなに苦労しなくても覚え
られると思います。 頑張ってみてください!
古代ギリシャで使われていた数字について調べようと検索サイトで探していたところ、ギリシャ数字とローマ数字に
ついて、多くの人が混同している事に驚きました。
ギリシャとローマは隣同士なのですが、使われていた数字の体系は全くの別物で、ローマ数字をギリシャ数字と呼ぶ
のは全くの誤りです。 何はともあれ読み方を知っておくと、古代ギリシャコインの一部には年号を表示してある
ものがありますので一段と面白さが増すと思います。
ゴシッククラウンの例で分かるようにローマ数字はローマン体や、時計の文字盤のような書体(セリフゴシック体)
である必要はなく(どんな書体でも良い)さらに大文字である必要もないのです。 単に約束事としてI(i)を1、
V(v)を5とすると決めているだけなのです。 ゴシッククラウンの場合も小文字で表示されています。
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