アレクサンドロスの父 フィリッポス2世

アレクサンドロスの父親であるフィリッポス2世は大王ほど有名ではありませんが、彼も有能な為政者であり軍人でもありました。彼が道なかばで暗殺されていなければ、アケメネス朝ペルシャを打倒していたのはフィリッポスだったかもしれません。 フィリッポス2世のポートレートは彼自身の墓から発見されたこの象牙の小像とアラドスの金製のメダルからうかがえます。 またポートレートコインはアレクサンドロス以降の事とされていますが、フィリッポス2世のゼウスをあらわしたコインのある物に彼の面影を感じます。 私見ですが、アレクサンドロスは自身をヘラクレスに擬したのと同じに、彼をゼウスに擬してコインにも刻んでいたのではないかと考えます。

フィリッポス2世を表したと思われるタルソスの金メダル


フィリッポス2世のポートレート?コイン



フィリッポス2世、テトラドラクマ銀貨のバリエーション

フィリッポス2世自身の騎馬像といわれる
レアタイプのテトラドラクマ銀貨






参考資料1:VERGINA THE ROYAL TOMBS (EKDOTIKE ATHENON)
    2 :THE PORTRAITS OF THE GREEKS (PHAIDON・OXFORD)

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