―トピックス(2008)―

月いちのペースで小さな話題を掲載します。

ヘレニズム的なデザイン 　２００８／０１／０４
リアルでダイナミックかつドラマチックな表現がヘレニズム芸術の特徴であるとするなら、このプトレイオス２世の銅貨の裏面に表されている鷲のデザインは、まさにその特徴を備えているといえるのではないでしょうか。　同じコインでも、彫刻者の違いで印象がまるで異なって見えます。（右図比較）

アレクサンドロス大王か？プトレマイオス１世か？ 　２００８／０２／２４
このプトレマイオス朝の小銅貨は、シービーのカタログによればアレクサンドロス大王の肖像ということですが、私はどうしてもプトレマイオス１世に見えてしかたがありません。　皆様はどちらに見えるでしょうか？
またこのコインは、フィリップ２世の銅貨を土台にしてオーバーストライク（重ね打ち）していて、その痕跡が顕著に残っているのも興味深いところです。


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