―掲示板/談話室(2003年分その1)―

古代コインに関する情報提供、雑談、近況報告、疑問・質問なんでも結構ですのでお便りをお寄せください。

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【ホームページ】倉員 忠弘 03/2/10
ホームページでいろいろみせてもらって興味深く拝見させていただきました。ところでプトレマイオス朝のゼウスアモンの銅貨ですがいろいろ種類があるんですね。だいたい相場はいくらぐらいなのか教えてもらえないでしょうか。私は主に中国の穴銭を集めており西洋のものは殆どもっていないのですが、25年ぐらいまえに入札誌「S」で1枚だけプトレマイオス朝のゼウス像の銅貨を手に入れました。もう、いくらで落札したのかも忘れましたし、ゼウスの像が気に入って購入しただけでどんなものか知らずに25年謎だったのです。同じものが貴社のホームページに載っていて初めて何のコインかわかって感激しました。


【お便りありがとうございます】管理人 03/2/10
スタジオアイビー小林です。 お問い合わせ有り難うございます。 プトレマイオス朝の銅貨はおっしゃる通り小さなものから 特大のものまでいろいろな種類のものがあります。 これらは他のギリシャコインより比較的安く入手することができます。 状態にもよりますが、およそ2〜4万円位でしょうか。

【今晩は】赤澤 弘通 03/3/27
今晩は赤澤です。ご無沙汰しております。いつも小林様のホームページを楽しみに拝見しております。新しくコインを掲載されていますね。なかでもペルガモン王国が発行したセレウコス1世の肖像コインは良いですね!!非常に写実的で素晴らしい刻印のコインです。レア度も高いコインで私が購入できるコインではないので小林様がホームページ上で公開して頂くと嬉しいです。 またリシュマコスのコイン、光の加減で全く別物に感じますね。私の好みは左の画像が好みです。(余計な事でした失礼しました!!) これにて失礼致します。

【お便りありがとうございます】管理人 03/2/28
いつもホームページにアクセスしていただきましてありがとうございます。的確なご感想をいただき、ホームページ管理人として、とても励みになります。これからも内容を充実させてゆく予定ですのでご期待ください。

【出来の良いコインは本当に感動させられます】赤澤 弘通 03/3/30
今日は赤澤です。 昨日の夜、送って頂いたラリッサのコインを穴があくほど見させて頂きました。 何度見ても出来の良いコインは本当に感動させられますね。 それにしてもニンフ正面斜め左向きの彫刻にこれだけの彫刻を施した彫刻師の技量は神業に近い感じがします。正しく彫刻技術の鍛錬と彫刻師自身の持って生まれた感性を問われるところですね。 ラリッサのコイン自体は珍しくはありませんが、これだけ素晴らしい彫刻のラリッサのコインにはなかなかお目にかかれません。このコインを見ると2001年度のロイのオークションに出品されたマケドニアのアンフィポリスで発行された表がアポロンで裏が四角の囲みのなかにトーチと小さくスフィンクスが刻印されている4ドラクマ貨を思い出しました。タイトルは忘れましたがギリシアコインの参考書の表紙を飾ったコインです。このコインはアポロンの正面斜め右向きの彫刻で非常に素晴らしいコインでしたが、今回のラリッサのコインもこれに劣らず素晴らしいコインだと思いました。あのGulbenkianがギリシアコインに美術品としての価値を見いだしたのがよく解ります。本当に購入して良かったです!!

【満足していただけて良かったです】管理人 03/3/30
スタジオアイビー小林です。 感動して頂けて本当に良かったです。 赤澤さまが比較されているのはシービーの1379のアンフィポリスのテトラドラクマのことでしょうか?(最近はロイのカタログに目を通していませんので、、)これは類品に比べ本当に良い彫です!いつかは欲しいですが無理だと諦めています。桁が2つ位違うと思います。ロイでは幾らで落ちたのでしょうか?

【SF180,000でした!!】赤澤 弘通 03/4/1
それにしても、よくあれだけの極印をよくぞ彫刻した物だと感心させられます。肖像コインの人物の横顔でも高低差をだして表現するのも難しいと思いますが、ましてや正面斜め向きであれほどバランスよく彫刻できる物だと感心と言うよりはもはや驚愕ですね。どんな物を使って彫刻していたのでしょうか?  それから、ロイに出品されていたマケドニアのアンフィポリスの4ドラクマ貨ですが、シービーのカタログを私も持っていますので確認したのですが、如何せんシービーのカタログは写真が小さくて画像が粗いので同じ物かどうか判断しづらいです。同じようにも見えますが違うようにも見えます。ロイに出品されていた コインの落札予想価格はナント!!SF180,000でした!!小林様が言われる通り桁が違います。欲しくても手に入れる事は不可能です。でも宝くじで3億円がが当たれば話は別ですが・・・。  今回も色々とお世話になり有り難うございました。また何か解らない事があればお聞き致しますのでご教授の程、宜しくお願いします。それではこれにて失礼致します。

【刻印の製作方法ですが】管理人 03/4/1
うーんSF180,000(1500万円)ですか!!相手がロイなので幾分かは割り引いてみなければいけませんが、それにしても物凄いですね。 さて刻印の製作方法ですが、見てきた訳ではありませんので想像の域を出ませんがたぶん彫金の手法で作られたことは間違い無いでしょう。 刻印の地に罫描きで輪郭をとりそこを大小のタガネを使い彫り込んでいったのでしょう。(稀に罫描きの跡が残っているものを見ることがあります)それにしても凸でなく凹に彫るのですから余程の修練を必要としたと思われます。 では今後とも宜しくお願いいたします。

【今晩は】赤澤 弘通 03/4/1
今晩は赤澤です。 刻印の製作方法についてご返答頂き有り難うございました。「彫金の手法で作られたことは間違い無いでしょう」と教えて頂いて納得しました。しかし、ここまでなるには相当の時間と技の鍛錬が必要とされたのでしょうね。この様な事を思いつつ古代コインを眺めていると時がたつのも忘れてしまいます。 今回も親切丁寧な解説に感謝致します。また何かあれば宜しくお願いします。それではこれにて失礼致します。

【トゥリオイで発行されたコイン】赤澤 弘通 03/3/30
小林様にお聞きしたいのですが、ある本でイタリアのルカニア地方のトゥリオイで発行されたコインは紀元前444年にシュバリスの旧領土にアテナイによって建設されたので表が女神アテナで裏面が牡ウシのデザインだと解説していましたが、これって本当でしょうか?ちなみにある本とはコイン関係の本とは違います。急ぎませんので宜しくお願いします。

【トゥリオイのコインの意匠について】管理人 03/3/31
深く考えたことは無く何げに見過ごしていたのですが、赤澤様からトゥリオイのコインの意匠について指摘されなるほどと納得しました。 シービーのカタログによれば443BCとなっていますが(現在の西暦とは開始日が異なるので444/443BCが正しいのかもしれません)確かにシュバリスの故地にアテネが植民市を築いたとなっており、表がアテネの象徴女神アテナで裏面がシュバリスの象徴の牡ウシの組み合わせは納得させられますね。 ではまた、、、


【はじめまして】マーク・ショルツ 03/5/20
マーク・ショルツと申します。 すばらしい古代ギリシャコインのホームページに感激しました。日本語の古代ギリシャ、ローマのコインの情報があまりにも少ないなかで、小林さんの素晴らしいサイトを見つけた時は、びっくりしました。出ているコインの中で私がもっているものもありますが、種類の幅のひろさと全体的の保存状態は小林さんのコインの方がはるかに上です。 歴史の面から私はローマ皇帝のコインにも興味ありますが、古代コインの芸術性から考えれば、何と言っても、ギリシャの銀貨は世界史上第一だと思います。
西洋の古代コインに興味を持っている人たちは少ないし、全国に散らばっているので恐らく集まることはないのでしょうが、アメリカにあるAncient Coin Clubのような集まりは日本にはないのでしょうか。
私はSearの本を持っていますがYahooに出品する時、日本語の古代コインの本があれば役に立つ場合もあるので、小林さんにそのような本があるかないか伺おうと思いましたが、掲示板の話のなかで「ない」という情報を見ました。残念ですね。 もっと古代コインを買う資金調達に、先月Yahooでもっているコインを少しずつ出品しはじめました。IDは「Osatocaesar」です。これからは今までよりもうちょっと高いギリシャの銀貨もたまに出すつもりですが、¥1から始める勇気はとてもありませんので、入札なしで終わる可能性が高いと思います。今、割安のラリッサの銀貨を出品しています。表は結構いい肖像ですが、裏はちょっと問題... いつか小林さんのFixed Price Listのようなページを作りたいと思っていますが、今はとても時間の余裕がありません。 きっと私の出品ページに色々の間違いがあると思いますから、もしお気づきの点があれば教えてください。英語が母国語で和英翻訳者として日本語はいつも読んでいますが、日本語を書くことは非常に苦手です。(日本人の妻がこの文章を直してくれ、何とかなっていますが。)今後、古代ギリシャコインについて、色々教えていただければ幸いです。

【こちらこそ宜しくお願いいたします。】管理人 03/5/21
私のホームページにおいでいただき、また喜んでいただけて嬉しく思います。ローマコインには私も興味はありますが、資金的な問題もありギリシャコインに絞っています。
最近は古代コインに興味を持たれる方もだんだん増えている様ですが、まだまだ穴銭などに比べると歴史もないだけにコレクターの層は薄いようです。 しかし古代コインの熱心なファンの方もいらっしいますので近い将来、同好の方々の集まりができれば楽しいですね。
ヤフーオークションには私も時々出品していますが1円からの出品はあまり意味がないように思いました。あまり安いと偽物と疑われかねません。けれども相場が開始ではよほど良い物でない限り応札は少ないようです。私は3万円以上のものなら1万円からの開始にしています。入札者の方々は結構相場をご存じで最終的には相場近くの落札価格になっています。ただ季節など時期的な要素はあるようでこの辺はよく検討する必要はあるようです。
私のホームページはまだまだ発展途上ですので、なにかお気付きの点がありましたら宜しくアドバイスをお願いいたします。また時々お便りください。

【はじめまして】TM(ペンネーム) 03/5/25
はじめまして。TMと申します。今年に入ってから、急に古代ローマ・ギリシャ コインの収集が趣味なりまして(きっかけは塩野七生の本ですが)、小林さまのHPでいろいろ勉強させていただいております。 さて、私は仕事柄、X線分析装置が扱えるので、遊びで入手したコインを分析してみましたが、ローマ銀貨は時期を下るにつれて銀の濃度が低下する傾向があり、一般に言われているようにインフレの影響があったんだなと、ちょっと感心してしまいました。 ギリシャコインについてはまだ未測定ですが、やはり地域や時代によって違いがあるのでしょうか?そちらの方面からコインを見ていくのもなかなか面白いのではと思ったりしています。
ところで、あと一点、ギリシャコインとは直接関係ない質問ですがよろしいでしょ うか。 最近、入手したローマコインの中にカリグラの有名なアス銅貨(VESTA神坐像)がありましたが、それは新しい10円玉のような黄銅色の光沢をしています。 パテナの光沢とは違うので地金がでているだけのようですが、アス銅貨というのはもともと10円玉みたいな光沢をしているのでしょうか? 本物と保証している業者から入手したので、贋物とは思いたくはないのですが・・ 一方、ギリシャコインではブロンズ(青銅)貨がありますが、銅貨Copperと青銅貨bronzeの間には区分けといいますか、価値の差といいますか、定義みたいなものはあるでしょうか。 つまらない質問かもしれませんが、よろしくお願いいたします。

【お便りありがとうございます】管理人 03/5/26
初めまして、スタジオアイビー小林です。 コインの材質測定ができるとのこと、なかなか興味深いですね。 初めに、お断りさせて頂きますが、私はギリシャがメインなのでローマのコインにはあまり詳しいお答えができませんのでご了承ください。
  さてギリシャコインですが、私の拙い知識によれば基本的には劣位貨幣はあまり存在しないと思います。 例外は当時のイミテーション貨とアテネの非常時貨幣(ペロポネソス戦争末期)ではないでしょうか。 アテネはスパルタとの戦争に疲弊し銅に銀の薄板を貼り合わせた緊急貨を発行せざるを得なくなります。つまりは政府自らイミテーション貨と同じことをせざるを得ないまで追い詰められていたということです。余談になりますが、日本でも大平洋戦争の末期には金属が底を突き、陶器の貨幣を計画しています。 コインにおける、いわゆるイミテーションについて少し考えてみますと、大きく2種類に分けられると思います。1つは金属をかすめ取るために材質を落とすいわゆる贋造貨幣という物で、もう1つは周辺国が相手の貨幣制に合わせ意匠も近い物にして発行する物で材質も量目も同じ物で、これは模倣貨幣と言えるでしょう。コイン界ではどちらも”イミテーション”としていて、ちょっと紛らわしいです。
材質的には私も疑問があり、いつか検証してみたいことがあります。それは銀貨におけるトーンと含有微量元素の関係です。同じ銀でもトーンには一般的なグレーの他、金色や紫になることもありますが、これは単に保存環境による物ばかりではなく、含有微量元素によるものではないかと、密かに考えています。いかがでしょうか。
なお専門外ですがローマの銅貨には、たしか 純銅:Copper 青銅:Bronze 黄銅:Brass の材質が並在していたと思います。(カリグラのアス銅貨に存在するのか、あったとしても材質による価値は私は分かりません、どなたかご教示ください。 ちなみに10円玉はCopper 5円玉がBrass だと思います)
真贋は材質では判断できず、やはり実物本位になると思います。もっとも材質測定で当時存在していない微量元素でも測定されれば材質による判断は可能かも知れません。(絵画による真贋判定で当時使用できないはずの絵の具が検出され偽物と判定されたりしているのと同じ考え方です)

【回折現象が考えられます】TM 03/5/27
スタジオアイビー小林さま、TMでございます。 早速のお返事ありがとうございました。
私も、見る方向によっては紫色の光沢があるコインを見たことがあります。物質の外観(光沢、色合い)というのは意外と科学的に解明されていない部分が多いようで一概には言えませんが、一つの理由としては回折現象が考えられます。 シャボン玉が紫になるのは薄い膜に光が通過するときに回折現象というものが生じるためですが、同じようにコインの表面に薄い酸化膜ができて回折が生じ、地金の色とあいまって独特の光沢ができるのでは?と考えています。 微量元素の影響も考えられますが、正確に分析しようとすると溶かさざるを得ないのが最大の問題でしょうか。もったいなくてとてもできませんが、海外のHPなどで調べてみようかなと思っています。 今後とも小林さまのHPを参考にさせていただきたいと思いますので、またの機会によろしくお願いいたします。

【とても参考になります】管理人 03/5/27
”回折現象という見方”があるとのこと、とても参考になります。これをもとに改めて見てみますとトーンの中の虹色のトーン(Iridescent tone)や金色のトーン(Golden tone)は洗浄後の早い段階のトーンに多く現れ、特に虹色のトーンは回折現象によると思われます。しかしダークトーンといわれる層の厚い酸化膜になると地金の色は影響を受けなくなり暗い色になると思います。そしてわずかながら色々な色相に振れてきます。銅でも不純物としてヒ素が入ると黒っぽくなると穴銭の記事(薩摩天保通寳)で読んだことがありますのできっと銀でも影響はあるのでは?と思っております。 壊してもよい物がありましたら分析してもらいたいと思います。 また何かお分かりになりましたらまた宜しくお願いいたします。


【カルタゴのコインが届きました】アキレウス 03/6/15
きのうの土曜日にカルタゴのコインが届きました。拝見してみますと随分と綺麗な銅貨で気にってしまいました。なかなか古代の綺麗な銅貨というのも眺めてみて良いものだなあと感じました。一生私の手元においておきます。小林さんには感謝感激です。また何かありましたら、よろしくお願いいたします。  もしカルタゴの通貨単位などご存知でしたらいつでも良いのでお教えください。女神のタニットについてもよろしくお願いいたします。

【カルタゴの通貨単位ですが、、】管理人 03/6/15
ご連絡有難うございます。無事に届き、また気に入っていただけたようで嬉しく思います。 さてカルタゴの通貨単位ですが(カタログによれば)金銀貨につきましてはギリシャの単位であるドラクマ/ステーターと、シケルという単位で表示されています。どのような使いわけがされていたかは定かではありませんが、最初はギリシャの幣制に倣い、ついで独自のシケルという単位を併用したのかも知れません。 銅貨につきましては、単にコインの径(cm)で表示されるだけで、当時は呼び名が在ったのかも知れませんが、現在は知られていないようです。 また女神のタニットは豊穣の神で、ギリシャの豊穣の神デメーテールに倣ったものだと思います。

【一層親しみがわいてきました】アキレウス 03/6/16
カルタゴの通貨制度について教えていただき大変勉強になりました。カルタゴの銅貨の通貨単位について、謎のままと言うのも夢があってよいですね。また私の購入したカルタゴのコインの刻印が女神のデメテルと言うことで一層親しみがわいてきました。カルタゴの人たちも豊穣を願っていたのですね。

【カニシュカ王金貨につて】アートよみうり 後藤泰匡 03/6/26
突然のメール失礼致します。 ホームページを拝見してメールをしております。カニシュカ王金貨(直径2cm、重さ7.99g)についての質問です。表面(カニシュカ王が描かれているほう)の周りに書かれている文字と裏面の文字について、もしお分かりになれば教えて頂きたいのですが…突然のお願いで大変恐縮です。お返事お待ちしております。

【概略 分かりました】管理人 03/6/29
講談社/平山コレクション(シルクロードのコイン)に近似のコインが掲載されていました。
表裏の組み合わせがズバリのものはありませんでしたが、表カニシュカ王、裏はフヴィシュカ王に整合するものがありましたので転載します。
銘文を眺めていますと解説では単純に”Ρ(ロー)”としている部分の一部がshと発音しているようで、形もよく見ますと似ていますが違う文字のようにも見えます。赤で示す部分が”Ρ(ロー)”でないように思える部分です。

表)クシャン朝 カニシュカI世 A.D.1st-2nd Cent. 金1スタテール
  左手に三叉の戟を持ち、右手を拝火壇にかざす、焔肩のカニシュカ王
 [銘] Ρ ΑΟΝΑΝΟ  Ρ ΑΟ ΚΑΝΕ Ρ ΚΙ ΚΟ Ρ ΑΝΟ/諸王の王、クシャン族、カニシュカの。

裏)クシャン朝 フヴィシュカ A.D.2nd-3rd Cent. 金1スタテール
  豊穣の角を持つ、アルドクショー(豊穣の女神)立像
 [銘]ΑΡΔΟX Ρ Ο/アルドクショー

読者の方で銘文等お分かりになる方がいらっしゃいましたら、当掲示板までお知らせくださいますようお願いいたします。お待ちしております。

【オリュンピアスの金メダルにつて】アートよみうり 後藤泰匡 03/6/27
またお願いで恐縮なのですが、A.D.220-225にBeronaで開催された競技会での「オリュンピアスの金メダル」についても何か知っている情報をお持ちの方がいらっしゃれば大変嬉しいです。なお、ご存知かと思いますが、オリンピュアスはアレクサンドロス大王の実母です。 コインではなくメダルなのでどうかなとは思いましたが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【この件もどなたか御教示ください】管理人 03/6/27
お問い合わせ有難うございます。有名なオリュンピアスのメダルですが当方の手持ちの資料では‥‥
●原書房/古代ギリシア人名事典:「ローマ時代の金のメダリヨン、王冠とヴェールを付けた婦人像が刻まれているが、おそらくアレクサンドロス大王の母のオリュンピアスであろう、テッサロニキ、考古学博物館」
●Ministry of Cultureの発行と思われるポストカード:Thessaloniki Archaeological Museum. Gold medallion with portrait of Olympias. From the Aboukir Treasure. Mid-3rd c.AD.
他にも探してみますが取りあえず以上のの二点でした。

【もう一件資料がありました】管理人 03/7/10
ギリシャの出版社の書籍にも記述がありました。
●EKDOTIKE ATHENON S.A./THESSALONIKE MUSEUM:Gold medallion with a portrait on one side and a mounted Nereid on the other. It was probably struck about the middle of the 3rd century A.D.when the Olympic games were held in Macedonia.
イタリアのベローナの他、マケドニアで製造された可能性もあるようです。
また他にもありましたらお知らせします。
読者の方で他にも情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、当掲示板までお知らせくださいますようお願いいたします。お待ちしております。

【サテュロスにつて】打刻で腕だるだる 03/7/19
質問が一点ございます。サテュロスをモチーフした銀貨で頭像に近い図柄のものは存在するのでしょうか?小林様のHPを拝見すると、全身像に近いものはありました。サテュロスは下半身に特徴があるのでこうなって しまうのでしょうか。よろしくお願いします。

【サテュロスの頭像コインですが、、】管理人 03/7/19
サテュロスの頭像をモチーフした銀貨ですが、私は目にしたことはありません。しかしギリシャ時代後期には膨大な種類の銅貨がありますので、銅貨でならあるかも知れません。またご説の通り上半身には特徴に乏しいからひょっとするとないかもしれません。 なおサテュロスに近似するシレヌスやパンなどは頭像コインを見かけることはあります。 サテュロスに関しましては 白鷹るいさんの幻想図書館 に参考文献がありました。

【いろいろ空想しております】打刻で腕だるだる 03/7/19
このごろオフ・センターのコインの多さが気になっており技術的な問題以外に、作業者は、あまりやる気が無かったのではないか?彫刻家と異なり身分は低く見られていたのではないか?ノルマもきつかったのではないか?ひょっとして奴隷階級かも?等といろいろ空想しております。陰打してしまうあたりも作業の疲労感を滲ませるものです。真相がどうであったかは史実に当たって見る必要があります。

【想像がひろがり楽しいですネ】管理人 03/7/19
小さなコインからいろいろと想像がひろがり楽しいですネ。本当にこれらの素晴らしい芸術品が日本では縄文晩期頃に作られていたなんて!!信じられません。

【デジカメを新しい機種に買換えました】管理人 03/7/27
最近デジカメを新しい機種に買換えました。3年前に初めてデジカメを買って使ってきましたが、今度のデジカメはまるっきり別物のようです。画質は格段に良く、転送速度も100/1位と作業がとっても楽で感激ものです。パソコンもそうですが、デジタル機器は3年でひと昔になってしまいますネ。でも取説はいまいちで接続には時間が掛かりました、、、(; ̄ー ̄A

【デジ亀/インキューズ】腕だる 03/7/27
久しぶりです。デジカメ新調いいですね。実はうちの家内もYahooオクにゴミを出品するためにデジカメを所望しております。ギリシャCoinの話でなくてまことに恐縮なのですが、お仕事柄カメラを見る目は違うのではと思いまして。小さい物が美しく接写できるデジカメはどの機種が良いでしょうか。しかし家内がポケモンカードを落札している様にはあきれましたが.......

【慎重に比較したわけではありませんが】管理人 03/7/27
慎重に比較したわけではありませんが(前のもF社)だったのでFinePixを中心に、マックのOS9で使えるか等を確認し、もちろん接写がメインなのでそのへんを重点的に検討しました。 価格は3.3万円(税別)でしたがもう少しやすく販売しているところもあるようです。
●性能は接写で3.2MPixを選択すればイヤというほど大きくて鮮明な画像が得られますが、1MPixで十分でしょう。寄りは10cmまで寄れます。(接写はブレ易いので三脚などの固定装置は必須アイテムです)
●何より起動時間と撮影間隔が短いのが快適です(前のが遅すぎ?)カメラからPCへの転送もあっさりとこなしてくれて(前のが遅すぎ?)もう後戻りはできません。FinePix700は転送に一枚5分位掛かっていました。
余談ですが取説の接続方法の”カードリーダー”と”PCカメラ”は説明が不足で間違いやすので要注意です。別売で”イメージカードリーダー”というのがあるのですが、イメージカードリーダーを使わずに直接つなぐのに”PCカメラ”ではなく”カードリーダー”を選ばなくてはならないのはナンデカナ〜? 工場出荷時は”カードリーダー”なのでなまじ取説を見ない方がよい?のかな。
結論として:このカメラが最高かどうかは分かりませんが、この価格でこの性能なら許せると思います。

【アイアイサー!】腕だる 03/7/27
ありがとうございます。この線で攻めてみます。むむっ!三脚までも家内は手に入れ........

【サンプルデータ】管理人 03/7/27
参考に当方のカメラで撮った ナマデータ を一点お送りします。
言い忘れましたが支える物があれば三脚にこだわる必要はありません。取りあえずは箱か何かで代用できないか試してみてはいかがでしょうか、、、どうせ三脚を、ということなら直角に下向きが撮れるタイプの方がよいでしょう。

【おおぉぉぉ凄い】腕だる 03/7/27
でかくて画面に入りきらんです。横で女房がアレクサンダーの顔が”立体的”等と通のような事を申しております。彫刻家が削った跡のようなものまで(上の縁近くに)見えますね。

【放射状の筋は】管理人 03/7/27
上の縁近くに見える放射状の筋は、たぶん打刻時に地金が型へ滑り込んでいった跡だと思われますヨ。

【自作されてはいかがでしょうか】管理人 03/7/29
三脚よりコピースタンドを自作されてはいかがでしょうか。 実用的かつ安価にできるようです。  参考になるホームページ がありました。 ちなみに私は古いコピースタンドを使っています。

【腕だる(実験中)です】腕だる 03/7/29
コピースタンドHP教えて下さってありがとう御座います。2000円以下で出来るとはしゅばらしい。カメラを止める部分は現物合わせで考えます。 ちとひらめいたのは机など動かない物にアームを付けてその場しのぎのコピースタンドを作ることです。高さ調整はやや不自由になりそうです。でも我が家は狭いのでfoot printを取らないよう配慮しなければ。

【お節介「摂氏と華氏」】飯田 03/7/28
三重県の飯田です。 ご無沙汰しています。ふらっとHPを覗いたら「▲ 今日のアテネの天気」の横に「華氏―58=摂氏です」と言うのが目に付きました。これは間違いです。華氏と摂氏の関係は華氏 = 1.8 × 摂氏 + 32  (華氏 - 32)/1.8 = 摂氏です。   ここ か何処かのページを見てください。計算は暗算では面倒なのでいろいろと近似的に計算するというか覚えるやり方があるようですが、私の知り合いのカナダの人は華氏から30を引いて2で割って、摂氏としていました。因みに、「華氏―58=摂氏です」と言うのが正しいのは摂氏32.5℃の時のみですね。(^_-) では、

【有難うございました】管理人 03/7/28
ご指摘誠に有難うございました。 甘く見ていましたがこんなに複雑とは思いも及びませんでした。m(_ _)m

【お節介「摂氏と華氏」】飯田 03/7/28
若干でも好奇心が湧きましたら、華氏と摂氏がどういう基準で目盛が決められたのか調べてみてください。摂氏は小学校で習う(?)ことですが、摂氏はあまり科学的でない基準です(考案したファーレンハイト氏は大まじめだったとは思いますが、・・・・・(^_^;))。

【お節介「摂氏と華氏」その2】飯田 03/7/29
昨日のお節介の時点で思い出せばよかったのですが、Yahooの気温の表示をその画面を開いた時点で摂氏での表示をする方法があります。リンク先のURLを  http://weather.yahoo.com/forecast/GRXX0004_f.html  から  http://weather.yahoo.com/forecast/GRXX0004_c.html  に変えるだけです。そうすれば余分な注釈は無用となりますし、見に行った人(ふだん摂氏を使っている人)もすぐわかります では、

【またまた有難うございました】管理人 03/7/29
たびたびのご指摘有難うございます。そういたします。m(_ _)m

【何を使って調べているのでしょうか】TANNOY 03/8/16
管理人様 本日はじめてサイトを見てメールします。小生は外国コイン(18世紀以降)を主に収集しているコレクターですが、最近イタリア最後の国王エマヌエレ3世のコインに取りつかれ、同国王が研究したという古代コインにも関心が広がっております。近代コインは国王の肖像画と王家の紋章が刻まれることが多いのですが、古代コインはいろいろな動物や模様が刻まれ非常に新鮮です。そこでひとつ教えていただききたいのですが、コインに刻まれたそれぞれの動物などのものの意味を管理人様は何を使って調べているのでしょうか? 小生が今一番知りたいのはquadlriga(4頭立て馬車)のコインの女神(?)がいったい何を持っているのかということです。また、それにはどんな意味があるのかということです。こんな些細なことを調べるのにふさわしいカタログや文献を入手したいと思います。よろしお願いいたします。

【基本になるカタログは、、、】管理人 03/8/16
お便り有難うございます。
基本になるカタログはやはりSeaby社のGREEK COINS AND THEIR VALUES でしょう。
あと同じSeaby社の A Dictionary of ANCIANT GREEK COINS が参考になります。